周年記念は広報のチャンスです

前回の記事で、酉年生まれのNPO/NGOをあつめてみました。今回は、2017年に周年を迎えるNPO/NGOをあつめてみます。この周年はNPO/NGOにとって広報の大きなチャンスになります。来年以降、周年事業を検討している団体の皆さんは、以下の団体がどのような周年事業を行うか注目しておくのもいいと思います。

 

2007年(10周年)

AMDA社会開発機構

AMDA社会開発機構は、岡山県に本部を構えるAMDAグループの中で、開発途上国における地域の発展と、人々の生活の向上に継続的に寄与するため、中長期にわたり社会開発事業を実施している特定非営利活動法人です。母体である特定非営利活動法人アムダの海外事業本部(2002年設置)を2007年4月に別法人化。

 

CANPANセンター

2007年7月1日、日本の公益活動に携わる方、またはそれを応援する方に対して、ウェブサイトを使った情報提供およびコミュニケーションをサポートする事業(CANPAN FIELDS)を行い、日本国内の公益活動の活性化に寄与することを目的に設立。CANPANは、”Can(できる)”と”Panacea(万能薬)”を組み合わせた造語。

 

TABLE FOR TWO International

TABLE FOR TWO(TFT)は開発途上国の飢餓と先進国の肥満や生活習慣病の解消に同時に取り組む、日本発の社会貢献運動です。団体名は、直訳すると「二人の食卓」。先進国の私たちと開発途上国の子どもたちが、時間と空間を越え食事を分かち合うというコンセプトがあります。2007年の秋に日本で創設。

 

ビッグイシュー基金

有限会社ビッグイシュー日本を母体に2007年9月に設立された非営利団体。誰にでも居場所と出番のある包摂社会の形成を目指し、ホームレスの人たちが自立し、再び社会に復帰できるようにする多面的なサポート事業を行っています。

 

1997年(20周年)

ACE

世界中のすべての子どもが権利を守られ、希望を持って安心して暮らせる社会を実現するため、市民と共に行動し、児童労働の撤廃と予防に取り組む国際協力NGO。世界103カ国で行われた「児童労働に反対するグローバルマーチ」を日本でも実施するため、1997年に学生5人で設立。

 

国境なき子どもたち

「世界の恵まれない青少年を支援すること」、そして「日本の一般市民、とりわけ若い世代の人々に対し教育啓発すること」を使命とし、1997年に日本で設立。支援の対象は、ストリートチルドレン、人身売買や性的搾取の被害に遭った子ども、そして大規模な自然災害などの影響を受けた青少年など。

 

1987年(30周年)

APEX

アジアの人々の生活向上や環境の保全を目ざして活動を続けている国際協力NGO。1987年の設立以来、インドネシアを主な活動のフィールドとして、現地のNGOと協力しつつ、排水処理、バイオマスエネルギー開発、職業訓練などの事業を行っています。

 

アニマルライツセンター

動物への非倫理的扱いをなくし、動物が動物らしくいられるような権利と尊厳を守る活動を行っているNPO法人。1987年に、動物権利に関連する様々な問題を扱いたいと願うメンバーが集まり、東京神奈川を中心とした地域から活動を開始しています。

 

関西NGO協議会

主として関西に活動拠点を置く国際協力・援助団体が相互に協議を深め、連帯を強めることにより、 各団体の運動や活動がより充実・発展することを目的としたネットワーク型NGO。1987年6月16日「関西国際協力協議会」として設立され、1994年に現在の名称に変更。

 

国際協力NGOセンター(JANIC)

飢餓、貧困、人権の侵害から解放された、平和で公正な地球市民社会の実現を目指して1987年に設立。日本の国際協力NGO団体を正会員とする、日本有数のネットワーク型国際協力NGO。設立時の名称は「NGO活動推進センター」。

 

ケア・インターナショナル ジャパン

ケア・インターナショナルは世界70ヶ国以上で人道支援活動を行う国際協力NGO。日本事務局は、1987年にケア・ジャパンとしてケア・インターナショナルのメンバーに参加。2005年には、より広い視野でグローバルな活動を展開すべく、団体名称をケア・インターナショナル ジャパンに変更。

 

ケア・センターやわらぎ

「介護はプロに、家族は愛を」を合い言葉に、在宅福祉サービス・施設福祉サービスを行うNPO。1987年、非営利の民間団体として立川市にケア・センターやわらぎ設立、24時間365日の在宅福祉サービス提供、地域を限定しないサービス提供の開始しています。

 

ワールド・ビジョン・ジャパン

ワールド・ビジョンは、キリスト教精神に基づいて開発援助・緊急人道支援・アドボカシー(市民社会や政府への働きかけ)を行う国際NGO。ワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)設立は、1987年。

 

周年記念に欠かせないテーマ設定

周年記念は、NPOやNGOにとっても広報の大きなチャンスになります。新しいプロジェクトへの挑戦、記念ロゴの制作、イベントの開催、寄付キャンペーンの実施など、さまざまな展開が考えられます。周年行事のポイントとなるのは、テーマ設定です。

テーマには、「理念の浸透を図る」「新たな挑戦を示す」「求心力・ロイヤリティを高める」「新しい支援者を獲得する」などが考えられますが、忘れてはいけないのが「感謝」です。ファンドレイジングや広報・PRの文脈からはどうしても周年行事を活かして新しい支援者の獲得や認知度の向上に目が行きがちになりますが、周年を迎えるまで支えてくれた、これまでの支援者に対する感謝をテーマに加えておきましょう。

周年記念は、これからの団体のビジョンをつくるチャンスであるとともに、これまでの歴史を振り返るきっかけにもなります。未来と過去をバランスよくテーマ設定して、周年記念をうまく使って広報に取り組んでみてください。

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ファンドレイジング・コーディネーターは、ファンドレイジング担当者や広報担当者と一緒に解決策を考えて、一緒に汗をかく仕事です。戦略や計画づくりにとどまらず、実務まで支援いたします。そして、目標達成の喜びまで含めてコーディネーションしたいと考えています。NPOやNGOの広報・ファンドレイジングに関する研修会・勉強会・講座の講師依頼もお受けしています。お問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。