編集は「原稿」を「記事」にすること

冊子/ちらし/ウェブサイトといったメディアにかかわらず、広報に編集は欠かせない仕事です。編集について、何をすることか説明できない人が多いのではないでしょうか。私もかつてはその一人で、制作会社で働いていたとき「編集って何ですか」と上司と先輩に聞いていました。制作会社の見積書には、企画費、編集費、編集ディレクション費、ライティング(原稿作成)費、校正費、アートディレクション費、デザイン費、DTP費、進行管理費といった似通った項目が多数あったからです。私なりに理解した「編集」についてお伝えしたいと思います。編集は「てにをは」を手直しすることだけではありません。

 

私の理解では編集は以下の2つの説明になると思っています。

編集は、ページをつくること。

編集は、「原稿」を「記事」にすること。

 

ページをつくるというのは、そのページで伝えたいことを決め、どのような視点・切り口で伝えると最も伝わるかを考えることです。たとえば「熊本地震について」だけでは編集とは言えません。熊本地震を被災した人の視点で伝えるのか、支援するNPO/NGOの視点で伝えるのか、人の生活の変化を伝えるのか、地域の産業の変化を伝えるのかなど、視点や切り口を考える必要があります。「熊本地震について1年が経ったタイミングで、震災直後と今の暮らしを対比させて生活の変化を見せることで復興の度合いを伝えたい」くらいには考えておきたいところです。そうすることで、インタビューにするのか、原稿依頼にするのか、今後の大きな方向性・方針が決まります。

インタビュー原稿にしろ、依頼原稿にしろ、そのままでは記事になりません。写真を入れたり、必要に応じて表やグラフなどを加えていきます。また、タイトルをつけたり、リード文を加筆したり、より読みやすくするために小見出しを立てたりします。インタビューは、聞いた話の順番を替えて組み立て直す場合もあります。そのようにして「原稿」が「記事」になっていきます。誤字脱字の確認はもちろん、事実の確認、差別語や不快語のチェック、表記統一も忘れてはなりません。

差別語・不快語のチェックや表記統一のために、私は以下のハンドブックをいつも手元に置いて仕事をしていました。私が持っているのはもっと古いバージョンですが・・・

 

記者ハンドブック 第13版 新聞用字用語集

一般社団法人共同通信社 【著】
共同通信社
2016年3月22日(第13版)発売
ISBN-10: 4764106876
ISBN-13: 978-4764106871
2,052円

 

社内報の企画・編集・制作のノウハウを公開しているウェブサイトがあります。NPO/NGOでニュースレター(会報)に携わっている広報担当者にとって参考になると思うのでご紹介しておきます。

社内報担当者のための情報サイト SHAHOO!(シャホー!)

社内報担当者のバイブル 社内報の教科書

社内報.com(社内報ドットコム)

社内報のネタ帳